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NEWS & TOPICS

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ちあきなおみさんの「喝采」方式が有効!
古来、先人は株式投資では日柄(時間軸)、値柄(株価水準)のチェックが大切だし、銘柄決定は「もっと大事」と教えている。ただ、活躍期待銘柄を事前に探すのは難しい。十分すぎるほど調査し、「よ~し、これだッ」と思い買ったとする。しかし、誰もついてこないケースは悲惨だ。「一徹張りの貧乏神」?う~ん、いや~、苦労する。
だからこそ、相場巧者は値動きを重視する。動き始めた汽車に飛び乗る。ちあきなおみさんが唄っていた「喝采」方式である。ホームに電車が止まっている。1本(1番線)は満員に近い。まず、座れない。もう1本(2番線)は誰もいない。「ラッキー」と乗り込み座る。「やれやれ」。ゆっくり帰るとするか。
しかし、いつまで待っても発車しない。そのうち、「この電車は回送です。ご乗車になれません」。やはり、株式投資は資金効率を考えた方が良い。ズルズルと下がる銘柄よりもストップ高の銘柄だ。昨今、待ち伏せは好まれない。「お客さん、そのバス停にはバスは来ませんぜ。ずっと前に廃止された」。いやはや、悲しい結果に陥る。
やはり、元気な銘柄を攻めようじゃないか。パチンコ、パチスロ業界は「スマート化」の流れを受けて活況に転じている。パチンコ・パチスロ業界専門の広告代理店ビジネスを展開するゲンダイエージェンシー(2411)、同業界向けの賃金業、不動産賃貸業を行っているJALCOホールディングス(6625)は潤うだろう。
もちろん、ど真ん中の画像処理のアクセル(6730)、「スマート化」のシステムを提供しているダイコク電機(6430)、カードシステムのゲームカード・ジョイコホールディングス(6249)には目が離せない。ダイコク電機は新札(2024年に新しい1000円札、5000円札、1万円札が登場)効果(特需)が見込めるという。
さらに、日本パレットプール(4690)、ユーピーアール(7065)は運送業の「2024年問題」(運転手の労働時間が制約される)のメリットをフルに享受できる。日本パレットプールの業績は絶好調だ。2023年3月期の最終純益は前期比2.8倍の7億5000万円と予想されている。1株利益は446円(前期は162円)となる。

日経平均株価がもみ合いゾーンを放れるには…?(下)
日経平均株価がボックスゾーンを上放れ、大手証券が唱える(野村は年末に3万円、大和は同3万3000円)を目指すには前述したように、いくつかのハードル(条件)を越える必要がある。その第3の要因はウクライナ紛争の終結だろう。そろそろ“休戦”の話が出ても良いと思う。そんなタイミングではないか。
戦争の泥沼化、長期的は誰もメリットを受けない。まあ、軍需産業とか、武器の輸出によって外貨を稼いでいる国は「停戦は困る」と考えているだろうが…。しかし、みんな平和を望んでいる。ロシア国民も本心はそうではないか。アフガニスタン侵攻は結局、ソビエト連邦を崩壊させた。ロシア帝国はここが正念場である。
次に、景気敏感セクター、半導体関連セクターの底入れ、反発がカギを握っている。特に、SOX(半導体株)指数の動向だ。主軸株のレーザーテック(6920)、東京エレクトロン(8035)の立ち直りが不可欠だろう。もちろん、2023年にはこのセクターの底入れ→反発が十分に見込める。
TSMC(台湾積体電路製造)は「自動車向けの半導体供給不足が解消する」とし、熊本県の工場建設に続いて、第2工場を建設する方針を明らかにしている。アメリカのアリゾナ州には最先端の半導体工場を建設中だ。ヨーロッパには自動車用半導体の専用工場を建設するという。
この背景にはスマホ、パソコン、クラウド、データセンター用などの半導体需要が盛り返してきたことがある。アドバンテスト(6857)、テラプローブ(6627)は出直りの動きが鮮明となろう。一方、金利上昇は三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306)、三井住友フィナンシャルグループ(8316)などの物色人気につながるだろう。
アメリカがインフレを制圧し、FRBが利上げを打ち止め、QTを休止した場合、世界景気は回復に転じる。日本市場は世界の景気敏感セクターとしての特性がある。電機、自動車、機械などの輸出関連企業はそのメリットをフルに享受する。メルコホールディングス(6676)、ダイフク(6383)、ファナック(6954)などは要注目である。

日経平均株価がもみ合いゾーンを放れるには…?(上)
株式市場は順調な戻り相場を展開している。ただし、日経平均株価がボックスゾーンの上限(2万8500円~3万円)を突破し、一段高に進むにはいくつかの条件をクリアする必要があろう。これが達成できれば6~7月にかけて、2万9000円抜け、3万円大台挑戦が期待できる。
その第1の条件は外国人の本格参戦だろう。外国人は東京市場の委託売買代金シェアの7割を占めている。この買い越しがなくてインデックスが上放れるのは難しい。次は日銀の金融政策のソフトランディング(緩やかな利上げ→マーケットと対話しつつ異次元の金融緩和の修正)が可能か、どうかにある。
これにより、為替は安定する。昨年12月のような状況(19~20日の金融政策決定会合)は困る。極端な円安は外国人が嫌う。しかし、急激な円高は輸出関連企業にダメージを与える。その兼ね合いが難しい。次期総裁は中曽氏、雨宮氏がグッド、山口氏はバッドだ。株価的には徐々に円高に進むパターンが理想的だと思う。
さらに、NY市場の動向(特に、ハイテクセクターの多いナスダック市場が焦点)になる。この場合はFRBの政策次第だろう。利上げは3月には「打ち止め」、QT(量的金融引き締め→月間950億ドルの資金回収ペース)は秋までには休止になる、と考えている。CPIは3ヶ月前比年率では3%前後に落ちている。
物色面では引き続いて、テーマ性を有する好業績株にマトを絞りたい。具体的にはメルコホールディングス(6676)、ダイフク(6383)、ジーエス・ユアサ コーポレーション(6674)、日本トムソン(6480)などだ。日本トムソンは半導体製造装置向けの直動案内機器が伸びている。2023年3月期の営業利益は53%増となる。
このほか、将来性抜群のスマートドライブ(5137)、アドテック プラズマ テクノロジー(6668)、モバイルファクトリー(3912)はじっくり狙える。半導体関連のテラプローブ(6627)、インバウンド関連の日本エマージェンシーアシスタンス(6063)、イートアンドホールディングス(2882)は短期張りに妙味があろう。

ジンクス、アノマリーは意外に有効だぞッ!
ジンクス、アノマリー(説明のつかない不思議な出来事)の類(たぐい)が株式市場には数多く存在する。現代人にとって、「そんなの迷信」と無視するのは簡単だが、「節分天井&彼岸底」のように機関投資家、法人の1〜3月の行動パターンに起因するものがある。あながち迷信と決めつけられないのは確かだろう。
欧米の機関投資家は大半がキリスト教徒だ。彼らはめぐり合わせ、祭礼日を重視する。これが売買の強弱(攻めたり、休んだりの投資行動)に影響を与えている、とみる向きがある。まあ、真相は「胸の内」だが、新月と満月の関係、天赦日&一粒万倍日などが天底の転換点になっているのは否定のしようがないではないか。
ちなみに、2022年に天赦日&一粒万倍日が重なったのは1月11日、3月26日、6月10日だった。今年は1月6日、3月21日、8月4日である。4月2日、6月28日は「開運日」とされている。あくまでもめぐり合わせの妙だが、この日の前後は買うにせよ、売るにせよ、「要警戒」(売買のタイミングを計る)と判断する。
さらに、3月、6月、9月、12月は、日本市場はメジャーSQ、NY市場はトリプルウイッチングだ。この前後に相場は転機を迎える。最近はFRBのFOMC、日銀の金融政策決定会合のスケジュールも大切だ。なお、3月のFOMCは3月21〜22日、日銀の金融政策決定会合は3月9〜10日、ECBの理事会は3月16日に開催される。
一方、日本市場は「節分天井に向けてまっしぐら」といった感じである。こんな局面での狙い目は?基本は強い銘柄を攻めること。出直りの日本電波工業(6779)はPER5.9倍と出遅れが著しい。フルハシEPO(9221)は引き続いて注目できる。「3コインズ」を運営するパルグループホールディングス(2726)はジリ高となろう。
日経平均株価の今年の安値は1月4日の2万5661円だ。以来、一気に1700円強の急騰劇を演じた。例年、この時期には1月効果(機関投資家が買い出動)に加え、春節(アジア市場が27日まで休みのため、東京市場に投資資金が流入)期間は株高のパターンがある。問題は春節明けの来週以降の動きだろう。

今年は「節分天井&彼岸底」のパターン?
2023年相場での投資作戦&戦術は昨年同様、「突っ込み買いの吹き値売り」、および材料株中心の「個別銘柄対応を」と主張している。安いところとは?日経平均株価の2万6000円割れ水準だ。昨年は3月9日に2万4681円、6月20日に2万5520円、10月3日に2万5621円の安値(ザラバベース)を形成している。
今年の安値はとりあえず、1月4日の2万5661円だ。下値は徐々に切り上がっている。安値圏では(NEXT FUNDS)日経平均レバレッジ上場投信(1570)の買い下がり作戦が有効である。個別銘柄は当たり外れが大きい。その点、ETFは全体の動きに正確に連動する。
足元の相場は強い。「1月効果」に加え、春節に伴うアジア市場の休場を受け、東京市場がその受け皿になっているのだろう。ただし、これは1月下旬(27日まで)には切れる。パターン的には「節分天井」だ。豆まきの日には手堅く株式をまく(売る)必要があろう。節分(天井)は彼岸(底)につながる。お墓に参って株を買う。
さて、ここは下落のリスクに備えつつ個別銘柄での対応方針を貫きたい。イーディーピー(7794)が順調に上値を追う。反面、ANYCOLOR(5032)は軟調だ。海外売り出しが響いている。かつては兄弟のように、似た値動きをみせていた。ただ、1月24日に売り出し(326万株、価格5643円)が完了、今後は株価刺激策が期待できる。
攻めるのは元気な銘柄だ。ダイコク電機(6430)、ゲームカード・ジョイコホールディングス(6249)、JALCOホールディングス(6625)はパチスロ業界の大改革(スマートカード導入)のメリットを享受できる。なにしろ、コイン、パチンコ(玉)が消え、チャージ&清算はカードになる。今年一杯はその“特需”を満喫することになろう。
このほか、「3コインズ」(900店舗)を展開するパルグループホールディングス(2726)、不動産流通データベースが好評のランドネット(2991)、通信制高校を手掛けるブロードメディア(4347)、子育て支援のJPホールディングス(2749)はじっくり狙える。ランドネットは流動性の乏しさがネックだが…。
パチンコ・パチスロ業界(スマート化)の地殻変動?
日本列島の地下深く何かが起こっているのか。地殻変動である。その昔、地殻変動による「日本沈没」と題する映画が話題になった。富士山が海に沈む光景が衝撃的だったのを覚えている。最近はクジラ、トドが大阪湾、東京湾に出没、深海(500~1000メートル)に住むダイオウイカが海岸に打ち上げられる例が相次いでいる。
地球環境の影響?う~ん、確かにそれはあろう。イワシの大量死などもあった。トドは主に北海道にいる。それが羽田空港そばのテトラポットの上に寝そべっている。飛行機の騒音がうるさいと思うが、「何か変なものが飛んでいるぜ」と見上げているのだろうか。恐らく飛行機好きのトドに違いない。しかし、夏は暑いだろう。
株式市場は1月効果と春節(アジア市場は休み)があって、堅調である。パターン的には「節分天井、彼岸底」になりやすい。今年は3月7日、4月6日が満月だし、3月21日は天赦日と一粒万倍日が重なっている。天底の変化日だ。FOMCは3月21日~22日、日銀金融政策決定会合は3月9~10日に開催される。
もちろん、3月中旬には日本市場のメジャーSQ、NY市場のトリプルウィッチングが控えている。ジンクス、アノマリー(説明のつかない不思議な出来事)が3月中~下旬に集中している。特に、3月の日銀金融政策決定会合には警戒を要する。黒田日銀総裁の後任人事(日銀総裁、および副総裁2人)は2月に国会承認を得ている。
2022年12月のような唐突な利上げ(異次元の金融緩和の修正)に踏み切った場合、猛烈な円高圧力にさらされる可能性がある。そもそも、日銀出身の日銀総裁は円高、株安には無頓着だ。「われ関せず」といった感じだ。1990年のバブル崩壊後、三重野氏、速水死氏、福井氏、白川氏は在任中、そろって円高である。
ゲームカード・ジョイコホールディングス(6249)、アクセル(6730)、パルグループホールディングス(2726)、レイ(4317)はじっくり狙える。レイはテレビ朝日系の、テレビCM制作会社だ。イベントなどポストコロナを追い風に復活が著しい。業績は急浮上を示し、10円配当を行っている。時価の420円がらみは安い。ジリ高となろう。
肝要なのはリスクを取る勇気!株式投資を!
いや~、ひどすぎる。最近の政治家である。海外に居て党院しない(NHK党)とか、年金未納(日本維新の会)とか、常識に欠ける。しかし、議員の歳費(参議院の場合、任期6年の間に諸手当を含め6億~7億円)はしっかりもらっている。こんな人物を選んだ国民が愚かなだけの話だが、野党がこんな状態では与党は安泰じゃないか。
日本の公的年金(確定給付型)は若いときに自分で積み立て、老後にそれを受給する仕組みではない。現役世代の分は受給世代の支払いに充当する。現役世代がもらう分は?次の現役世代が支払う。いわゆる、賦課方式だ。「もらう気がないから払わない」とのN議員の言い分は通用しない。年金制度を壊してしまう。
この点、401Kプランなど確定拠出型年金は違う。自分で積み立て運用し、老後に備える。確定給付型が人口動態変動(少子高齢化)に弱いのに対し、確定拠出型は関係ない。ただ、インフレには弱い。それに、運用に失敗すると、老後は悲惨なことになる。日本人は十分な金融教育を受けていない。まあ、確定拠出型は無理だろう。
なにしろ、最近は大企業が401Kプランなどを導入、新入社員に「あなたはどの金融商品での運用を希望しますか」と問うと、「現・預金」との答えが「6割を占める」という始末だ。せめて、従業員持ち株会を通じ「自社株をコツコツと買う」と答えて欲しいものだが…。まあ、難しい。個人金融資産の内訳をみれば当然か。
個人金融資産(約2100兆円)の5割強が現・預金の国民性である。リスクを極端に嫌う。アメリカは株式のウェイトが4割もある。だからこそ、個人金融資産は1京3600兆円に膨らんでいる。この差は大きい。投資の時代が叫ばれているが、その声がむなしい。やはり、儲かるようなマーケットにする必要があろう。
そう、「利があればいずこよりくるカネのヘビ、われもわれもと買いの行列」である。Green Earth Institute(9212)、日本電波工業(6779)が下げ止まりの兆し。出来高が膨らむ。アルミリサイクルの大紀アルミニウム工業所(5702)は自動車業界立ち直りのメリットを受ける。ダイコク電機(6430)はしぶとい。60円配当である。
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「異次元の金融緩和」を批判する前に反省を!
日銀内ではOBを含め、リフレ派と反リフレ派の対立が先鋭化している。次期日銀総裁、および副総裁人事をめぐる抗争もある。反リフレ派の急先鋒は前日銀総裁の白川氏だ。メディアを通じ、「異次元の金融緩和は失敗だった」などと、黒田総裁の手法を批判している。「異次元の金融緩和の検証を」と言っているのはこの人達と思う。
おかしな話じゃないか。バブル崩壊後、三重野氏、速水氏、福井氏、そして白川氏など日銀出身の日銀総裁は政策ミスを繰り返し、超円高を放置し、産業の空洞化(製造業の国外脱出)を招いた。2011年には1ドル=75円台の円高があったし、デフレが続き、「失われた30年」の元凶となった。まず、その反省が必要だろう。
彼らの言い分をそのまま特集記事として掲載する雑誌はどうかしている。このままでは再びデフレ、株安時代に逆戻りだ。安倍元総理の存在がいかに、大きかったということだが、岸田政権は対応を誤ると、民主党政権時代の3年間のような状況に陥る可能性がある。これは避けて欲しい。いや、絶対にそれは困る。
いずれにせよ、当面は個別物色対応の投資戦術(材料株の一本釣り)が有効だ。具体的には自動車増産を先取りし、アルミダイカストの大紀アルミニウム工業所(5702)、深押しの日本電波工業(6779)、バルテス(4442)、はどうか。日本電波工業は12月2日に1943円、バルテスは12月1日に3435円の高値がある。
業績は好調だ。日本電波工業は電波の送受信に不可欠の水晶部品を手掛け、微細化技術では世界トップの技術力を誇る。バルテスはソフトウェアのテスト事業だ。金融、流通、公共向けの大型案件が増えているという。2023年3月期の1株利益は96円、2024年3月期は104円と予想されている。
今年の相場では「安いところをていねいに拾って、辛抱できるか」がポイントになる。そう、辛抱する気(木)にカネが成るということ。ANYCOLOR(5032)は海外売り出しをイヤ気し、売り込まれている。オープンワーク(5139)の筆頭株主はリンクアンドモチベーション(2170)だ。発行株式数の58.8%を保有している。急成長が期待できる。
銀行株の騰勢一服が材料株を刺激?
2023年相場について、東京市場は「日経平均株価が3万~3万3000円を目指す」などと、強気の見方が多いが、NY市場には弱気の声が増えている。巨大IT企業、ゴールドマン・サックス(GS)など投資銀行の業績不振が大きい。アメリカ景気は明らかに、減速傾向にある。逆に、利上げを続けるのは無理な状況となっている。
確かに、インフレは落ち着いてきた。しかし急激な金融引き締めのダメージが響いている。なにしろ、政策金利は昨年3月に0.25%、5月に0.5%、6~11月に4回の0.75%、12月に0.5%、計4.25%引き上げられた。この結果、一昨年秋には2.75%程度だった住宅ローン金利(30年物固定)は7%を超えている。
1月31日~2月1日のFOMCでの利上げは0.25~0.5%にとどまるだろうが、QT(量的金融引き締め)は粛々と進められている。マーケットにはきつい。昨年9月以降の資金回収額(国債600億ドル、MBS・住宅ローン担保証券350億ドルの売却)は月間950億ドルだ。年間1兆1400億ドル(約148兆円)に達する。
これは流動性の縮小だ。長期債の利回り低下にもかかわらず、巨大IT企業の株価がさえないのはQTが影響していると思う。もちろん、マイクロソフト(MSFT)の1.1万人従業員削減計画が報じられているように、足元の業績がさえないのは確かだ。ただ、日本の半導体製造装置関連セクターは株価的に最悪期を脱しつつある。
レーザーテック(6920)、東京エレクトロン(8035)などがそうだ。TSMC(台湾積体電路製造)はアメリカ・アリゾナの最先端工場に続いて、日本には熊本工場(菊陽町)のほか、第2工場の建設を計画、ヨーロッパには自動車向けの専用半導体工場を建設するという。この背景には半導体の需要底入れの判断があろう。
日本の株式市場では基本的に個別物色の展開だ。銀行株が一服しているだけに、投資資金が他の銘柄に分散されている面がある。ダイコク電機(6430)、ゲームカード・ジョイコホールディングス(6249)、アクセル(6730)の出直りが好例だろう。ジャパニアス(9558)、日本食品化工(2892)は引き続いて注目できる。
日銀の金融政策決定会合は「無風」だった。身構えていただけに、為替は円安に振れ、株価は急騰している。売り込まれていた青山財産ネットワークス(8929)、ランドネット(2991)、新日本科学(2395)、サンクゼール(2937)、日本電波工業(6779)、FIXER(5129)などは戻りに転じるだろう。
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2023年相場はどんな展開になるのでしょうか。星回りは五黄土星が四緑木星に代わります。五黄土星は歴史的には腐敗、災害、混乱、戦争など良くない巡り合わせ、とされています。実際、過去には関東大震災、阪神淡路大震災、地下鉄サリン事件、真珠湾攻撃(太平洋戦争)が起こっています。
今年はウクライナ紛争(ロシア軍のウクライナ侵攻)です。しかし、2023年は四緑木星です。景気回復(経済再生)の年回りとなります。世界経済はコロナ禍を克服、インフレ沈静化とともに、各国中央銀行の金融引き締め政策が終焉、浮上に向かうのでしょう。これがプラス材料です。
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〇新聞 毎週火曜日掲載『日刊ゲンダイ』(夕刊紙)「コラム」
〇雑誌 『株主手帳』「マーケットレター」(青潮出版:毎月17日発売)
3月号好評発売中!(毎月掲載)
『日経マネー』2021年4月号 (日経BP社:発売日2月20日)
ESGの大波を個別株で捉える プロが選んだ有望22銘柄
~杉村さんオススメ有望銘柄6~
『FLASH (フラッシュ)』2021年 3/2号(光文社:発売日2月16日)
資金30万円以下で買える!今からでも「上がる株」35銘柄
~杉村富生氏が選ぶ8銘柄~
〇WEB「株探」 「珠玉の相場コラム」「杉村富生の短期相場観測」(毎週更新)
新刊のお知らせです!
『ウィズコロナ→ポストコロナはこの「厳選株」で攻略せよ! 』
『 ウィズコロナ→ポストコロナはこの「厳選株」で攻略せよ! 』が
全国書店で2020年12月24日に発売されます(発行:すばる舎)。
ヒット銘柄続出のシリーズ第7弾です。価格は1500円(+)税です。
ぜひ、ご高覧ください!
序 章 ピンチはチャンス! 危機は必ず克服される
第1章 ウイズコロナの「新成長株」はここまで買える!
第2章 セクター別「主力銘柄」はここまで戻る!
第3章 10万円未満で買える厳選10銘柄
第4章 30万円未満で買える厳選10銘柄
最終章 2021年の相場展望&「市場別」勝負銘柄!
今年も〝銘柄発掘“の第一人者が、活躍期待株を厳選するとともに、
手掛かり(注目)材料を解説します!
株式市場はコロナショックを克服、日経平均株価は2020年に6割強の急騰劇を演じました。
この流れは2021年も継続しそうです。現状はニューノーマル時代です。
加えて、イノベーション(技術革新)が起こっています。
本書では個人投資家好みの銘柄を軸に、ピックアップしています。
新刊のお知らせです!
『 2020年は「この株」で大勝だ!! 』
『 2020年は「この株」で大勝だ!! 』が全国書店で12月21日に発売されます!
発行:すばる舎、価格:1600円(+)税です。ぜひ、ご高覧ください。
筆者は波乱の平成と違って、希望の令和と主張しています。それに、超低金利です。
さらに、公的年金には「?」が点灯、「自分年金」の構築が求められています。
まさに、株式投資のチャンス到来ではありませんか。
外部環境が急好転、景気敏感セクターとしての日本株の出直りが期待できます。
外国人は10月以降、買い越しに転じています。
もちろん、日本株はPER、PBR面に加え、株価水準的に大きく出遅れています。
その修正がありそうです。
本書は注目銘柄が満載されています。すなわち、銘柄勝負の構成です。
ラジオ出演のお知らせです
1月9日(土)ニッポン放送
『高嶋ひでたけ・森田耕次のキニナル・サタデー』
17:40 ~ 19:00にゲスト出演します。
(杉村富生は18:10~出演予定です)
ぜひ、お聴きください!
著作物のお知らせです
著作物情報を更新しました。
ぜひ、ご覧ください。
講演会のお知らせです
講演会情報を更新しました。
ぜひ、ご覧ください。