杉村富生の兜町ワールド

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NEWS&TOPICS

NEW 2017.11.17 送られ人?にならないために、どうするか!
 送り人or送られ人?ネット証券によると、9月以降に『1億円以上、儲けた投資家が多数出現している』という。逆に、『売り方を中心に1億円以上、損をした投資家は数知れず』と。億(オク)単位で設けた投資家を送(オク)り人、億単位で損をした投資家を送(オク)られ人と称するらしい。いや~、送られてはたまらない。いやはや、株式市場は厳しい世界である。

 株式市場は全面高のようだが、実はそうではない。ダメな銘柄はまったくさえない。むしろ、下がり続ける。例えば、Jトラスト(8508)がそうだ。ひたすら“急落”している。タイの関連会社(8%出資、転換社債分を含めると、14%出資)の不祥事が元凶である。融資残が200億円ほど残っている。
 こうなればこの会社と絶縁するしかないだろう。手を切るのだ。数年来、タイ発の情報に株価が売り込まれる事態がずっと継続している。意図的に『ニュース』が流されている面もある。売り屋が存在する。しかし、これ以外の本業は好調だ。『タイと縁を切る』と、会社側が決断すれば株価は反発に転じるだろう。

 損失は?恐らく30億~50億円程度と思われる。タイの関係会社は優良資産を持っている。それに、Jトラストには利益剰余金が508億円ある。小さな金額ではないが、これ(30億~50億円)は十分に吸収可能だ。あとは会社側の決断にかかっている。
 その決断は早ければ早いほど、『好結果をもたらす』と、筆者は判断する。タイの問題が解決すれば2018年には待望の1部指定替えが実現するだろう。いずれにせよ、株主(投資家)の皆さんはここが辛抱のしどころだ。ここで投げては悔いを残すことになろう。
NEW 2017.11.17 短期・順張りはひたすら値動きを追う!
 NASDAQ総合株価指数は史上最高値を更新、NYダウは猛反発である。為替は円安に振れている。つれて、日本の株式市場はここ数日、9~10月の元気な姿を取り戻している。ただし、先物主導の相場である。日経平均株価、TOPIXは年末に向けて徐々に“高値しぐれ”商状となろう。

 物色面では元気な栄電子(7567)、双信電機(6938)、ビリングシステム(3623)、井村屋グループ(2209)が面白い。短期・順張りはひたすら値動きを追う。もちろん、青山財産ネットワークス(8929)、スマートバリュー(9417)は『もうどうにも止まらない状態』だ。スマートバリューは12月末の1対2の株式分割の権利取りが有効である。
 オハラ(5218)は全固定電池(ダイソン、トヨタ自動車などがEV用として注力)の材料に加え、保護ガラス『ナノセラム』がアップルの『iPhoneⅩ』に採用されている。やはり、株価は抜群に強い。収益性を見ると、買いづらい銘柄だけに一段高が期待できる。
NEW 2017.11.16 新潟での講演会のお知らせ!

 第四証券は11月19日(日曜日)、午前10時~11時30分に、新潟ユニゾンプラザ(新潟市)において、株式講演会を開催します。講師は杉村富生氏です。演題は『相場反騰の条件が整う』です。すでに、株式市場はトレンドが転換、9~10月に猛反騰が展開されました。現状は一服していますが、ここは押し目買いのチャンスではないでしょうか。

 もちろん、入場は無料、誰でも参加できます。問い合わせは025-226-5010まで。早起きは三文の得です。ただし、席には限りがあります。お出かけ前に、ご確認を。この機会に、2018年相場に対する備えを始めてはいかがでしょうか。足元の相場はNY市場ともに、波乱含みです。今後の相場をどう読むか、ここは極めて重要な局面です。

NEW 2017.11.16 古来、押し目待ちに押し目なし、という!
 11月末、12月末にはヘッジファンド、ミューチャルファンドの決算が控えている。このため、NY市場、東京市場、欧州市場ともに機関投資家の収益確定売り、利益圧縮の損切りが出る。個人投資家の行動パターンも似たようなものだろう。年末だけに、損失を確定し、1~10月に挙げた売買益(20%納税)の還付金を得ようとする。

 これは例年のことだ。含み損の繰り越しは避ける。しかし、大きなトレンドの変化を見落としてはなるまい。すなわち、テクニカル的には1990年以来の長期下降トレンドは完全に終えん、上昇トレンドに転換している。トレンドは継続する!これがセオリーである。足元の“微調整”に脅えている場合ではなかろう。
 なにしろ、日経平均株価はわずか2ヵ月間に、4,100円も上げた。多少の押し目はやむを得ない。もっとも、ここでの6日連続安は意外だったが…。まあ、急騰の反動もあろう。個人投資家は1~11月に6.5兆円(現物)の売り越しだ。証券会社においてある待機資金は13兆円に達する。多くの投資家が押し目を買おうと考えている。

 もちろん、押し目待ちに押し目なしというし、こんな人達は実際に急落場面は買えないものだが…。青山財産ネットワークス(8929)の1,500円以下、スマートバリュー(9417)、ロードスターキャピタル(3482)の2,600円近辺は買える。青山財産ネットワークスはファンドが拾っている。来年前半には1部指定替えとなろう。スマートバリュー、ロードスターキャピタルは12月の1対2の株式分割の権利取りをお勧めする。権利落ち後の株価は1,500~1,600円がメドとなる。

 ディーリング銘柄ではカヤック(3904)、DMP(3652)、ブライトパスバイオ(4594)、UMNファーマ(4585)、アカツキ(3932)などに妙味があろう。オハラ(5218)の上値は大きい。バイオベンチャー育成は国策である。DMPはウィルカンパニー(3267)と似たような足形を見せている。介入している筋が同じなのではないか。
NEW 2017.11.15 ラジオNIKKEIからCDマガジンのお知らせです

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NEW 2017.11.15 やはり、テーマ性を有する元気な小物を狙う!
 株式市場には今、大きな“うねり”が起こっている。そう、潮流の変化である。日本、および企業は変わる。訪日外国人は安倍政権誕生時の2012年の836万人が2015年には1,974万人、2016年には2,404万人、2017年は2,800万人予想と、急増している。2020年の政府目標は4,000万人、2030年は6,000万人だ。観光立国は成長戦略の柱である。これはアベノミクス(安倍政権の経済政策)効果だろう。

 目先の微調整に一喜一憂する必要はない。もとより、日本株は出遅れている。NYダウはブラック・マンデー後の安値(1987年10月19日の1,738ドル)比14倍になった。1982年8月12日の安値(776ドル)比だと、30倍になっている。まさに、レーガノミクスの成果である。
 しかし、日経平均株価はさっぱりだ。だが、NY市場だって1970~1980年代に、NYダウが1,000ドルを高値に17年間も往来相場を経験している。繰り返しになるが、それが上放れたのは1981年1月就任のレーガン大統領によるレーガノミクスがキッカケだった。安倍政権のアベノミクスはその再現を狙っている。
 世間(一部のマスコミ、評論家)の評価は低いものの、アベノミクスは着実に成果を上げつつある。その証拠に、経済は良好だし、政治は安定している。日米関係は緊密だ。外国人はリスク・オンの姿勢を鮮明にしている。個人投資家は2017年に、最大の売り手(1~11月に6.5兆円の売り越し)となったが、2018年には株式シフトを強めざるを得ないと、考えている。
 投資環境の改善はもちろんのこと、異常な低金利である。今、1,800兆円強の個人金融資産が動き出そうとしている。個人金融資産の5割強が現・預金というのはおかしい。遅ればせながら投資の時代の到来である。2018年にはこれが一段と顕著になろう。

 ちなみに、1996年6月時点の上場企業の経常利益(総額)は11兆円だった。それが現在では39兆円に膨らんでいる。日経平均株価の1株利益は427円が1,509円と、3.5倍である。再三指摘しているように、企業の稼ぐ力は一段と高まっている。2018年3月期は4社に1社が史上最高決算になるという。
 さらに、新しい成長企業が続々と誕生している。筆者はこれらの企業を“新”成長株と呼んでいる。CAMBRIC&CASEなど流れに乗る時代背景に沿う銘柄は株価的に高い評価を受ける。個人投資家のターゲットは引き続いて、このセクターにあろう。
 すなわち、狙い目はテーマ性を有する元気な小物(深押し銘柄にも妙味)である。小物には株式分割によって、持ち株が増える楽しみがある。いわゆる、資本成長だ。そう、株価の上昇、持ち株の増加というダブルメリットを追求できる。12月末に1対2の株式分割を行うスマートバリュー(9417)が好例だろう。筆者の注目セクターはここにある。

 元気な銘柄では、オープンハウス(3288)、アサヒインテック(7747)、アルファポリス(9467)、ぷらっとホーム(6836)、nmsHD(2162)、カーリットHD(4275)などが面白そうだ。深押し銘柄ではテンポイノベーション(3484)、ロードスターキャピタル(3462)は押し目限界と判断する。
NEW 2017.11.14 まさに、“怒り”の猛反騰劇ではないか
 短期的には微調整が必要だが、反騰劇は幕が開いたばかりである。心配は無用だ。いや~、すごい相場だった。言葉を失うほどだ。まさに“怒り”の猛反騰相場ではないか。日本の株式市場は2017年9月上旬以降、様相が一変した。安倍政権(晋三首相)の突然の解散・総選挙、および自民党の圧勝が猛反発のきっかけだ。もちろん、売り方の踏み(買い越し)もあったと思う。
 さらに、需給の好転に加え、好景気(アベノミクス景気の拡大期間はいざなぎ景気越え)、好業績が株高の背景にある。いやいや、30年来の“低迷”のうっぷん晴らしか、時代の変化を先取りしているのだろうか。そう、今、平成が終わろうとしている。それに、第4次産業革命が進行中だ。産業構造は激変する。

 投資環境は明るい。世界景気はリーマン・ショックを克服した。2017年10月の日経平均株価の月間上昇率(90.5%)は新記録である。つい数年前まで日本企業は、①円高圧力、②高い法人税率、③自由貿易協定に対する対応の遅れ、④強い労働規制、⑤電気料金などの高い生産コスト、⑥厳しい環境規制…に悩まされてきた。いわゆる、“6重苦”である。アベノミクスと日銀の金融政策(黒田マジック⇒円安)は企業の稼ぐ力を復活させた。いや、劇的に収益力は改善している。

 テクニカル的には2015年6月24日の高値(2万0,868円)、1996年6月26日の高値(2万2,666円)、半値戻しの水準(2万2,984円)などのフシ目を次々に突破している。1990年以来の長期下降トレンドは完全に終えん、上昇トレンドに転換した。この大きな“うねり”を見逃してはならない。株式投資にとって、千載一遇のチャンスが訪れつつある。
 現在、日経平均株価の1株利益は1,509円(2017年11月)だ。これを2015年6月24日並みのPER16.6倍に買うと、2万5,049円(1,509円×16.6倍)の目標値が設定できる。9月以降、一気に4,100円の急騰劇を演じた相場である。このまま終わるはずがないだろう。

 ちなみに、NYダウと同じレベルの18倍に評価すると、2万7,162円(1,509円×18倍)になる。夢の3万円の大台奪回が迫る。そして、次はいよいよ3万8,915円(1989年12月29日の史上最高値)挑戦だろう。PERは世界的に上昇傾向が顕著である。
 今後3年、日本は安倍政権の下、2020年の東京オリンピックに向けて“新生日本”の構築を進める。東京は再開発ラッシュだ。電線地中化は小池東京都知事の公約の一つである。自公連立の長期政権、良好な日米関係が株高を支える。

 物色面では引き続いてテーマ性を有する元気な小物を攻めたい。先物主導の“空中戦”に巻き込まれなくて済む。具体的にはビリングシステム(3623)、ダイヤモンド電機(6895)、中村超硬(6166)、メニコン(7780)などに注目している。当コラム一貫注力の青山財産ネットワークス(8929)、スマートバリュー(9417)は一段高となろう。
2017.11.13 八王子での講演会のお知らせ!

11月18日(土曜日)、午後1時30~3時に、三木証券が京王プラザ八王子(JR八王子駅至近)において、恒例の株式講演会を開催します。講師は個人投資家応援団長を自称する杉村富生氏です。演題は「やはり、個人投資家は”新”成長株を狙うのがセオリー!」です。

 もちろん、入場無料、だれでも参加できます。株式市場は記録づくめの猛反騰劇を演じています。足元はやや微調整ありそうです。しかし、大きなトレンドの転換(このチャンス)を見逃してはいけません。ぜひ、ご来場を。お問い合わせは三木証券八王子支店(042-660-7711)まで。お待ちしております。

2017.11.13 古来、波高きは天底の兆し!というが…

 古来、波高きは天底の兆し!という。正直、この局面では底値とはいえない。では、天井か。それも違うだろう。現在、記録づくめの猛反騰相場が展開されている。すごい相場である。戦後最長の16連騰、新記録となる10月の月間上昇率(90.5%)などは買い気の強さを示している。この”うねり”を見逃してはいけないと思う。

 テクニカル的には2015年6月24日の高値2万0868円、1996年6月26日の高値2万2666円、半値戻しの水準2万2984円などのフシ目を相次いで突破している。これは1989年12月29日の史上最高値3万8915円をピーク、2009年3月10日の7054円をボトムとした長期下降トレンドの終えんを意味する。

 ファンダメンタルズは良好である。日経平均株価の1株利益は1996年6月の427円、2015年6月の1257円、2017年3月の1245円、9月の1413円が現時点では1509円と、激増している。これには内外の好景気に加え、企業の経営努力、円安効果などの要因があろう。

 再三指摘しているように、日経平均株は13~17倍のゾーンで動いている。現在のPERは15倍にすぎない。2015年6月24日のPERは16.6倍だった。単純に1509円×16.6倍では2万5049円、NYダウ並みの18倍に買うと、2万7162円の目標値が設定できる。

 いずれにせよ、猛反騰劇の幕は開いたばかりである。いま、絶好の投資チャンスが訪れようとしている。需給は良好だ。外国人は9月第2週~11月第1週に、約5.3兆円(うち、先物が3.2兆円)買い減している。一方、個人投資家は今年に入って、6.5兆円(現物)の売り越しだ。売りまくっている場合ではないのだが…。

 物色面では増額修正と株式分割(12月末に1対2)のビリングシステム(3623)、増額修正と大幅増配、(2017年12月期は4円増の12円に)のセレス(3696)が急動兆だ。青山財産ネットワークス(8929)、スマートバリュー(9417)は一段高となろう。

 反面、サン電子(6736)、アズジェント(4288)、フュートレック(2468)の業績には失望だ。フリークアウト(6094)も悪い。当面、売り物に押されるだろう。大黒屋HD(6993)は「ブランドオフ」の買収を断念するという。これまた、不信感を募らせるケースである。

2017.11.10 いや~、一転して大荒れの展開に!しかし、心配は無用!
 何が起こったのだろうか。いや~、一転しての荒れ模様(乱高下)である。これが先物・オプションを中心とする“空中戦”の特徴だろう。しかし、ちょっとひど過ぎないか。9日の日経平均株価は前場終盤(11時28分)に2万3,382円(前日比486円高)まで急騰した。それが後場の2時30分過ぎには2万2,522円(前日比390円安)と急落、実に上下858円の値幅である。
 オプションSQ(10日)を控え、売り方と買い方のせめぎ合いが展開されたのだろうが、一般の投資家はまったくついていけない。株価の乱高下に呆然とするだけだ。やはり、こんな時は冷静になって、自分流の投資戦術、手法、銘柄観を守ることが必要と思う。驚く事態ではない。まあ、波乱はチャンス!という。有難いことに、安いところを買える。

 ファンダメンタルズは良好である。9日は外国人が売った、といわれている。しかし、彼らは東京市場の魅力を知っているはずだ。9日第2週~10月第4週に、5.1兆円買い越した外国人がこのまま引き上げるとは考えにくい。今回の“騒動”はあくまでも上昇トレンド途上の微調整と判断する。
 企業業績は好調だし、2012年12月以来のアベノミクス景気はいざなぎ景気の拡大期間を超えた。政治は安定している。日本とアメリカは近年になく、トランプ大統領と安倍首相が緊密な関係を構築している。そう、株高の条件が整っている。目先の相場のアヤに一喜一憂する必要はないだろう。

 やはり、ここは“気心”の知れている青山財産ネットワークス(8929)、スマートバリュー(9417)、Oakキャピタル(3113)などの押し目をじっくり拾っておきたい。さらに、日本アセットマーケティング(8922)がおかしな値動きを見せている。特段、好材料は出ていない。しかし、こんな時には何か(手掛かり材料)がある。そう、株価は正直!である。
 目先筋の皆さんはDMP(3652)、PKSHA Technology(3993)の出直りにつくべきだろう。アニコムHD(8715)、ヘリオステクノHD(6927)、SUMCO(3436)、ノーリツ鋼機(7744)は抜群に強い。RIZAPグループ(2928)、Oakキャピタル、それにノーリツ鋼機は投資会社だ。引き続いて、2018年(投資の時代が到来する)の活躍が期待できる。
2017.11.09 日経平均株価はフシ目を次々に突破!
 繰り返しになるが、『すごい』相場である。日経平均株価は2015年6月24日の高値(2万0,868円)、1996年6月26日の高値(2万2,666円)、史上最高値~バブル崩壊後の安値までの下げ幅の半値戻し(2万2,984円)など、フシ目の水準を次々にクリアしている。次はいよいよ、NYダウの“絶対値”奪回だろう。
 現在、日経平均株価の1株利益は1,495円(予想ベース)である。ちなみに、実績ベースは1,353円だ。これは10.5%増益となる。PERは15.3倍にとどまっている。2015年6月24日はPER16.6倍(1株利益は1,257円)まで買った。仮に、1,495円をPER16.6倍に評価すると、2万4,817円になる。

 ともあれ、売り方は大変だ。12月限の2万3,500円のコールは10月2日の3円が11月8日は440円、11月限の2万2,875円のコールは10月12日の4~6円が11月8日は540円(9日には価値がゼロ)である。買っている人は『ウハウハ』だろうが、売っている人は完全に『絶望』だ。マーケットでは『11月のオプションのSQが転機になる』と指摘する声がある。
 しかし、好業績、好需給に加え、政治の安定、良好な日米関係、売り方の存在と株高の条件が整っている。さらに、北朝鮮リスクがほど良いブレーキになっているだけに、この強気相場は継続するのではないか。

 物色面ではニチイ学館(9792)、ビーマップ(4316)、ヘリオステクノHD(6927)、エナリス(6079)、ミネベアミツミ(6479)、フィル・カンパニー(3267)などが商いを伴って値を飛ばしている。青山財産ネットワークス(8929)、FPG(7148)には実需筋の買いが入っている。
 主軸株ではファナック(6594)、キーエンス(6861)、安川電機(6506)、SMC(6273)が強い。FA関連だ。このセクターは2018年相場でも“目玉”となろう。いわゆる、CAMBRIC&CASE関連である。ノーリツ鋼機(7744)、RIZAPグループ(2928)は一段高が期待できる。
2017.11.08 相場は最後が大きい!のがセオリーだが…
 売り方は『頑固』である。主旨を絶対に変えようとしない。先に、株価の下落幅の2倍上昇する(逆のケースは2倍下がる)日経ダブルインバース(ETF⇒1,357)を『7,000万円分を買う』と叫んでいた人を紹介したが、最近は2万3,000円、2万3,500円のコール(12月限)を売った人を知っている。1週間で30~40円が180円を超えている。
 プット買い、日経レバ(ETF⇒1,570)の売りも大やられである。もちろん、信用取引の売りもあろう。売り方はヘッジを別にして、トコトン売る。それでここ数年、成功してきたことがある。いや、1990年のバブル崩壊以降、ずっとそうだ。しかし、流れは明らかに変わりつつある。

 すでに、日経平均株価はフシ目の2万0,868円(2015年6月24日の高値)、2万2,666円(1996年6月26日の高値)をクリア、2万2,984円(バブル時の1989年12月29日の高値3万8,915円⇒その後の安値2009年3月10日の7,054円までの下落幅3万1,861円の半値戻しの水準)奪回が視野に入っている。これらフシ目の突破は1990年以来の長期下降トレンドの終えんを意味する。

 古来、相場は最後が大きい!という。もちろん、ファンダメンタルズは良好である。今後、とんでもない急騰劇が展開されるのではないか。物色面では目先、主軸株が中心となろう。個人投資家(短期・順張り)にとってはあまり面白くないと思う。ただ、目先は一時的に騰勢が止まる可能性がある。
 とはいえ、11月7日にはストップ高が18銘柄あった。材料系の銘柄もそれなりに買われている。ワコム(6727)、シュッピン(3179)、フルヤ金属(7826)、オルトプラス(3672)が強い。売られているが、青山財産ネットワークス(8929)、エスペック(6859)、FPG(7148)は好業績、増配を評価する場面があろう。

2017.11.07 好決算銘柄を集中的に物色!
 物色面では好決算銘柄を集中的に買っている。シンクレイヤ(1724)、大木ヘルスケアHD(3417)、不二硝子(5212)、和井田製作所(6158)、ソリトンシステムズ(3040⇒13日に1部昇格)、泉州電業(9824⇒9日に1部昇格)、JCU(4975)、あらた(2733)、日精エー・エス・ビー機械(6284)などがそうだ。ただ、1~2日で『材料出尽くし』となるケースが多い。日替わりメニューだ。このため、内容の吟味は必要である。

 筆者は個別にFPG(7148)、エスペック(6859)、青山財産ネットワークス(8929)、スマートバリュー(9417)に注目している。FPG、エスペックは大幅増益の加え、大幅増配に進む。FPGの2018年9月期の1株利益は115円、配当は49円25銭(前々期は35円50銭、前期は45円80銭)とする。
 エスペックの2018年3月期の1株利益は140円、配当は12円増の58円とする。青山財産ネットワークスの2017年12月期も大幅増益、増配のパターンだ。また、日米首脳が会食した『うかい』の大株主である。ズマートバリューは株式分割が期待できる。なにしろ、発行株式数は226万株に過ぎない。1対2の株式分割を連続してやれると思う。
2017.11.07 半値戻しの水準(2万2,984円)を狙う!
 力強い反騰相場が展開されている。日経平均株価の連騰記録は『16』で途切れたものの、買い気は引き続いて旺盛である。次の目標値は1996年6月26日の高値2万2,666円になろう。これを奪回すると、次は2万2,984円がターゲットになる。と同時に、これは1990年のバブル崩壊以来の長期下降トレンドの終えんを意味する。
 2万2,984円は1989年12月29日の史上最高値(3万8,915円)~2009年3月10日の安値(7,054円)までの下落幅(3万1,861円)の半値押しの水準である。このクリアも視野に入っている。現在の株式市場は好業績、かつ好需給である。それに、長期政権、日米関係が良好な時の日本株は高い、という経験則を指摘できる。

 日経平均株価の1株利益は1,471円だ。世界景気の好転に加え、円安が寄与している。6ヵ月先の1株利益は1,507円となろう。これをベースにすると、PER16倍水準は2万4,112円、17倍水準は2万5,619円となる。足元の好環境、および買い気の強さを考えると、無理な“注文”ではなかろう。
 企業業績は好調だ。日経平均株価の1株利益は2017年3月末が1,245円、現在は1,471円、2018年3月末は1,507円と予想されている。1年間に21%増える。さらに、2019年3月末は1,589円と、1,600円に迫る見通しである。

 バブル崩壊以降、企業は『失われた20年』、円高進行に対応、リーマン・ショック時の恐慌的な状況に耐え、生き延びてきた。それは最近の好業績に反映されている。ちなみに、2015年6月24日の2万0,868円の局面では日経平均株価の1株利益は1,257円、為替は1ドル=123円90銭だった。現在の為替水準は当時に比べ約10円の円高である。にもかかわらず、1株利益は17%に増える。
 これこそが企業の円高対応力(経営改善効果)だろう。もちろん、内需の回復、世界景気の好転、超円高の是正(円安の寄与)などが支援していると思うが…。ともあれ、繰り返しになるが、政治が安定し、日米関係が良好な時の日本株は高い、という習性がある。そして、こんな場面では例外なく日経平均株価がNYダウの“絶対値”を上回っている。今回もそうなるのだろう。
2017.11.06 日経平均株価の上昇メドについて考察する!

 力強い反騰相場が展開されている。しかし、熱狂感はまったくない。それだけに、売り方は買い戻しのタイミングを計りかねている。一方、外国人は素早い。ショート・ポジションを手仕舞うとともに、9月第2週以降、先物を含め5.1兆円を買い越した。テクニカル的には正念場を次々に突破している。経験則的に、日経平均株価はNYダウの”絶対値”を上回るだろう。

 ちなみに、日経平均株価の上値のメドとしては以下の水準が考えられる。6番目の2万3536円は北朝鮮情勢次第だが、2018年3月~4月にクリアできるのではないか。

 ①2万円 ・・・・・・・ 心理的なフシ目(クリア)

 ②2万0868円 ・・・ 2015年6月24日の高値(クリア)

 ③2万2666円 ・・・ 1996年6月26日の高値

 ④2万2984円 ・・・ 3万8915円~7054円の半値戻し

 ⑤2万3435円 ・・・ 11月1日のNYダウ

 ⑥2万3536円 ・・・ PER16倍(1471円×16)水準

 ⑦2万4419円 ・・・ PER16.6倍水準

 ⑧2万5000円 ・・・ オプション(コール)の建て玉

 ⑨2万6470円 ・・・ NYダウ並みのPER18倍レベル

 さて、日経平均株価とNYダウの関係だが、その”絶対値”は従来、1対1(戦後、東証が再開した1949年5月16日のNYダウは176ドル、日経平均株価は176円)だった。バブル時(1989年12月末は1対14)は別だが…。最近はNYダウにずっと負けている。9月初めには2500ポイントの差があった。しかし、2005年、2012年、2014年(いずれも総選挙において、自民党が圧勝→政冶の安定)は日経平均株価がNYダウを上回っている。今回もそうなるだろう。これが経験則である。

 その前に、2万2666円を奪回するだろう。これは1990年のバブル崩壊以来の長期下降トレンドの明確な終えんを意味する。

 物色面では好業績の三光合成(7888)、青山財産ネットワークス(8929)、日本M&Aセンター(2127)、ロート製薬(4527)、GMOペイメントゲートウェイ(3769)、東海カーボン(5301)などが狙い目だろう。アズジェント(4288)、大興電子通信(8023)も面白い。トランプ大統領のアジア歴訪中は”北の暴発”はない。落ち着いた相場展開が期待できる。

2017.10.30 講演会情報を更新しました!
講演会情報を更新しました。ぜひご覧くださいませ。
2017.07.04 日刊ゲンダイの新連載「杉村富生の”新”成長株投資」が好評!

 自慢ではないが、6月スタートの日刊ゲンダイの新連載「杉村富生の”新”成長株投資」(火、水、木の夕刊紙に掲載)が好評である。なにしろ、第1回目はアズジェント(4288)、第2回目はRIZAPグループ(2928)だ。ともに、急騰した。足元の株価は波乱だが…。

 マーケットでは「日本版FANGを探せ」と。FANGとは急成長しているフェイスブック、アマゾン・ドット・コム、ネットフリックス、アルファベット(グーグル)のこと。世界的なIT企業だ。合成株価指数が算出されている。この指数はNYダウと逆相関のパターンを描いている。目先的には反発のタイミングだろう。

 さて、野村證券では日本版「FUNG-like stocks」を選定している。時価総額の大きい順にソフトバンクグループ(9984)、ファーストリテイリング(9983)、村田製作所(6981)、日本電産(6594)、SMC(6273)などがピックアップされている。全部で35銘柄だ。ちょっと多すぎないか。

 それに、成長株とはいえない東武鉄道(9001)が入っているのに、なぜか任天堂(7974)が抜けている。これはおかしい。筆者は必ず入れる。まあ、アナリストの見方だし、仕方ないが…。大手証券はときどき不思議なことをする。

 さて、筆者は独自に「杉村流FUNG」を選定している。”新”成長株だ。もちろん、アズジェント、RIZAPグループは入っている。このほか、デクセリアルズ(4980)、フォーカスシステムズ(4662)、インスペック(6656)、星光PMC(4963)、アルファクス・フード・システム(3814)、スマートバリュー(9417)、アセンテック(3565)などを勝手に採用した。株価は中・長期的に大きく上昇すると思う。

 さらに、OaKキャピタル(3113)、大黒屋HD(6993)、スリー・ディー・マトリックス(7777)、日本アセットマーケティング(8922)を加えた。「こんな銘柄を?」を言われそうだが、この3銘柄には”夢とロマン”がある。特に、大黒屋HDが面白い。ともかく、80円~90円の株価は仕込みの好機と判断する。


2017.06.26 雑誌掲載のお知らせです(2017年6月)

新聞、雑誌、WEB掲載一覧です。ご高覧いただけますと幸いです。

〇夕刊紙 「日刊ゲンダイ」火曜日、水曜日、木曜日掲載

〇雑誌

8月号好評発売中!

月刊『ネットマネー』「杉村富生の今月の深堀り株」(産経新聞出版:毎月21日発売)、

7月号好評発売中!

『株主手帳』「マーケットレター」(青潮出版:毎月17日発売)、

毎週月曜日好評発売中!

『週刊商品データ』「杉村富生の株作戦」(商品データ)

〇WEB

「株探」 「珠玉の相場コラム」「杉村富生の短期相場観測」

https://kabutan.jp/writer/top/

2017.06.09 今週から日刊ゲンダイに連載が始まりました
  今週から日刊ゲンダイに連載が始まりました。火曜日、水曜日、木曜日掲載です。ご高覧いただけますと幸いです。
2017.03.10  新刊『株は“金銀銅”銘柄で完勝だ!!』のお知らせです

 弊書『東京オリンピックまであと3年 株は“金銀銅”銘柄で完勝だ!!』が株式会社すばる舎より2016年12月23日発売されました。全国の書店で発売中です。お手にとっていただけましたら幸いです。すばる舎の今月の売れ行きベスト10に入っております。

ドナルド・トランプ次期アメリカ大統領を歓迎する未曾有(みぞう)の猛反騰相場が展開されています。このチャンスをみすみす逃してはなりません。
 今回の猛反騰相場をいち早く予測した筆者が相場展開(デッサン)を示すとともに、注目セクター&活躍株が満載されています。主な内容は以下の通りです。筆者は東京オリンピックまであと3年、個人投資家待望の『おもてなし相場』が到来!と主張しています。

http://www.subarusya.jp/book/b266984.html